Vol.8
マジソンスクエアガーデン2連戦&TNA編(’03年6月18日〜24日)


Part 2 ワシントンD.C.編

6月21日 SmackDownハウスショー(ワシントンD.C. MCIセンター)
これまで特番やRAW、SmackDown!には行っていたが、ハウスショーを見たことがなかった(アメリカで)。テレビ撮りのショーとは違いがあるのかどうかを確認するために、SmackDown組のハウスショーをアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C.のMCIセンターに見に行った。

試合開始時刻は通常のSmackDownと同じで7時半だ。もちろんタイタントロンやゲート、パイロなどの派手な仕掛けは全く無い。試合が始まってわかったのだが、照明はリング上に必要最低限あるだけなので、場内はTVショーに比べると異様に暗い。リングサイド以外は暗いので、ボードを上げても誰にも見えないせいか、WWEお馴染みのボードを持っているファンはほとんどいない。子供の頃に見た全日本プロレスのアメリカ遠征の会場がこんな感じだった気がする。時代の最先端を行っているWWEではあるが、ハウスショーでは古き良き時代のアメリカンプロレスをやっている。そんな気がした。

さて、試合の方はというと、まずリングアナが登場し挨拶をしていると、それを遮るかのようにセイブルのテーマ曲が鳴り響いた。いきなりのセイブル登場だ。ゆっくりと、艶めかしく歩いてくるセイブルに場内は割れんばかりの大歓声。リングに上がったセイブルがマイクを持って喋っていると、今度はトリーウイルソンの曲が流れる。オープニングマッチはセイブル対トリーのプレイボーイ対決だと思ったら、トリーを背後から襲う黒い影。ニディアだ。すると白と黒のストライプのシャツを着たドーンマリーもやってきた。トリー対セイブルではなくて、トリー対ニディア、そして、特別レフリーはドーンマリーである。トリー包囲網を引いたセイブル将軍はリング下に降り、椅子に座って御観戦である。そんな逆境にもめげず、トリーはニディアを下し、その勢いでドーンも蹴散らした。リングに上がり、トリーと睨み合うセイブルだが手は出さず、振り返りリングを降りようとした瞬間、トリーがセイブルのスカートを降ろしたのだ。きわどい下着姿を晒すことになったセイブルだが、さすがは元祖ディーヴァ。隠すことなくそのまま退場していった。

第2試合以降はこんな感じでした。(左が勝者))
・ブライアンケンドリック対シャノンムーア
イキのいい若手対決。スピーディーな好試合は、スパンキーに凱歌。

・オーランドジョーダン対クラッシュ
翌々日のMSG大会でTVデビューする“黒い山猫”ジョーダンが、試合巧者クラッシュ相手に勝利。そう言えば、クラッシュもWWEを退団したとか。来る人あれば、去る人もあり、厳しい世界です。

・リキシ&ライノ対パランボ&ブルwithヌンジオ
試合後にヌンジオがお尻の餌食になってしまいました。リキシと子供達のダンスタイムは大盛り上がり。そこにライノも加わり、独特のダンスを披露。これが面白かった。来日公演でもやってもらいたいです。

・ビリーガンwithトリー対ジョンシーナ
“尻男”ビリーのフェイマサーが、“狂乱のラップ野朗”シーナを黙らせた。ビリー&“祝結婚”トリーはいいコンビだと思う。ちなみにRAW組のリコ&ジャッキーもいいコンビだ・・・

〜15分休憩〜(ハウスショーでは休憩タイムがあります。ちなみにTVショーではありません)

・キッドマン対マットハーディー対ジェイミーノーブル(次期クルーザー級挑戦者決定戦 3WAYマッチ)
長らく怪我で休んでいた“祝結婚”キッドマンが試運転。勝ちはしたものの目立ったのはマット兄さん。最近はハーディーボーイズのイメージを脱却し、独自の雰囲気を身につけてきた様に思えます。“億万長者”ノーブルは安心して見ていられる選手の一人だが、これといったライバルがいないのが、脚光を浴びない理由か。

・エディゲレロ&タジリ対Aトレイン&ショーンオヘイア(世界タッグ選手権)
タジリの毒霧→エディのフロッグスプラッシュという連係で王者チーム勝利。会場のエディコールが凄まじかった。
Aトレインの背毛はマジで凄い。おそらく、オヘイアはこれからプッシュされていくのではないだろうか。イイ顔をしている。


・カートアングル&クリスベノワ対ビッグショー、チャーリーハース&シェルトンベンジャミン(2対3ハンディキャップマッチ)
試合後、ベノワに勝利の抱擁を要求するカートだが、ベノワは拒否。それでもなお、懇願するカートに嫌々ながら応じたが、今度はお尻をくっつけようというカートの意味不明な要求には、さすがのベノワも呆れかえり、アングルを残しリングを後にした。一人残ったカートは観客にお別れの挨拶をすると、場内は大「U.S.A. U.S.A.」コールで応えた。



テイカーやレスナー、それにMr.アメリカやパイパーも出なかったし、ビンス、ステフGMやタズ、コール、キャット、ジョシュなどの実況陣もいないSmackDown組ハウスショー。だが、ただ淡々と試合だけをするのではなく、マイクやダンスタイムなどもあるので思っていたよりも楽しめた。派手な仕掛けもWWEの魅力の一つだが、それが無くても楽しめるのは、WWEの選手はレスリングの技術がしっかりしているからであろう。WWEの面白さを再発見した気がした。そんなことを思いながら、会場を出た。時計を見ると10時30分になろうとしていた。6月21日の首都の夜は少し肌寒かった・・・・・


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