Vol.5
’02・6・23 特番「King Of the Ring」(オハイオ州コロンバス)、
’02・6・24 Raw(オハイオ州クリーブランド)&
’02・6・25 SmackDown!(イリノイ州シカゴ)観戦




Part 2 フリ-バ-ズ流WWE観戦の楽しみ方

会場に到着すると、すでにたくさんのファンが集まっていた。前にも書いたことがあるが、アメリカの会場は親子で見にきているファンが多い。日曜日ということもあるのかもしれないが、本当に家族連れが多い。しかも、親子揃ってみんなWWEのTシャツを着ている。お父さん、息子はもちろん、お母さんや小さな女の子も着ている。中には、かなり年季の入ったHBKやホーガン(WCW時代のモノ)、それにアルティメットウォリアーのTシャツを着ているツワモノまでいる。アメリカではプロレス会場も親子のコミュニケーションを図る場の一つなのであろう。私が並んでいる隣で、お父さんと小学3年生くらいの男の子が楽しそうに話していた。何を話しているのかは良くわからない。プロレスのことだろうか?学校のことだろうか?友達のこと?好きな娘のこと?その親子はロックのTシャツを着ていた。





さて、今回は趣向をちょっと変えて、アメリカでの観戦数が10試合になったこともあるので、私流のWWE観戦の楽しみ方を書いていきたいと思います。

1、ワンランク上の楽しみ方
まず最初に、私流のワンランク上のWWEの楽しみ方をお教えしたいと思います。私はWWEを見に行く時、こう考えてます。
  
  「WWEの試合会場は社交場である」


とはいっても、堅苦しく考える必要など全くありません。格好もジーンズにTシャツというラフな格好ですし、試合中も大声で叫んだりしてます。どういうことかというと、簡単なことです。ただ、大人としてのマナーを守る。そうすれば、もっと楽しめるということです。欧米人は個人主義だから、自分のことしか考えていない、わがままだと、お思いの方は多いでしょう。中にはそういう人もいるかもしれませんが、基本的には他人だからこそ、お互いにマナーを守り、接するという考えを持っているように思えます。会場に行くと色んな人がいます。試合を見にきたファンはもちろん、会場で働いている人もいます。その人たちにマナーを持って接してみてください。その瞬間、その日のあなたのWWE体験は素敵なものになるはずです(例外もありますので、要注意)。これがフリ-バ-ズ流ワンランク上のWWEの楽しみ方です。エンターテインメントは試合だけではないのです。リングの上だけがWWEではないのです。会場全部がWWEなのです。そう思うと、WWEをもっと楽しめると思います。


2、WWEを見たい!
先ほどはWWEの楽しみ方について触れましたが、それよりもどうやって見に行けばいいの?飛行機は?ホテルは?チケットは?などのことを知りたい方もいると思います。これは簡単です。旅行会社に全てお任せしましょう。行きたい日にちと場所を言えば、どこの旅行会社でもすぐに飛行機とホテルを手配してくれます。WWEのチケットについても、取り方を教えてくれるはずです。さて、ここで問題があります。個人で行くか、ツアーで行くかです。何回も海外に行かれたことがある方や、英語が話せる方、トラブルがあってもそれも思い出のうちと割り切って考えられる方は個人でも良いでしょう。それ以外の方、特に海外では必ずと言ってもいいほど、何かしらのトラブルが発生します。飛行機が飛ばないとか、ホテルが予約されてないとか。そういうトラブルは絶対イヤだという方は、ツアーの方が良いでしょう。。それと、後でも書きますが、海外は危険だということを忘れてはいけません。試合が終わるのは、夜遅いですし、会場は人気の無い郊外にあることがほとんどです。そうでなくても、日本人は狙われやすいので、団体で行動した方が良いでしょう。個人で行くのも、ツアーで行くのも料金はあまり変わらないと思いますので、私はツアーで行かれる方をお勧めします。
ツアーの場合、利用したことはありませんが、近畿日本ツーリストさんが有名です。
http://biz.knt.co.jp/tour/wwet/


3、会場へLet’s Go!
現地ではRaw、SmackDown!、そして、特番は午後7時ころから開場します(東部時間の場合です。それ以外の時間帯の都市の場合は異なります。)。Rawが月曜日の午後9時(東部時間。以下、全て東部時間)から11時ちょっと過ぎまで生放送。SmackDown!が火曜日に録画撮りして、放送は木曜日の8時から10時まで。特番は8時から11時までの3時間の生放送です。Rawが始まるまでの1時間ちょっとの間にヒートの録画撮りが行われます。SmackDown!の本番前がヴェロシティです。中には1日2試合こなす選手もいます。特番の時のヒート開場とほぼ同時に始まります。以上が大体のタイムスケジュールです。

私は会場には30分くらい前に着くようにしていますが、その時はもうファンでいっぱいです。日本と違い、係員などいないのに、列を作って並んでいますし、入場の際も押されたりすることはありません。この辺もマナーが身についてるためでしょう。ご老人がいたら、列を譲るのは当然のこととして、覚えておきたいマナーです。並んでいると、30分などすぐ過ぎてしまいます。楽しいことを待っている時の時間は、あっという間に過ぎてしまいますね。それと逆の場合は、たった10分でも長く感じます。学校の授業がいい例です。さて、入場するわけですが、ここで注意することがあります。まず、バッグは持っていかないこと。会場の警備が非常に厳しく、バッグの持ち込みは禁止されています。初めての時、そんなことを知らなかったので、ホテルに置きに行ったことがあります。それと、カメラの持ち込みも禁止(使い捨てカメラはOKみたいですが)です。ビデオカメラはもちろん、一眼レフもだめですし、最近ではデジカメもダメという会場もあります。私は以前、一眼レフを持っていき、入り口でセキュリティに見つかり、試合が終わるまで預かってもらった経験もあります。よく見ると、アメリカの男の人はみな手ぶらで来てます。ボードもチェックされており、放送禁止用語を書いてあると、その場で没収され、捨てられます。こういう風に書くと、萎縮してしまうかもしれませんが、上記の物を持っていなければ、何も言われませんので、気軽に挨拶をしていくのがフリ-バ-ズ流です。厳しいセキュリティチェックを終えると、そこは待ちに待ったWWEです。


4、とにかく楽しもう
ここで皆さんお待ちかねのグッズ売り場について、ちょっとお話しましょう。場内には何箇所か売り場があり、ファンでいっぱいです(3月の横浜アリーナほどの大行列ほどではないですが)。人は大勢いますが、ここでも日本と違い、押し合いになったりはしません。とにかく、自分の番が来るまで気長に待ちましょう。イライラするだけ損です。それと、売っている店員さんはもちろん日本語はわかりませんので、最低限の英会話は覚えていきましょう。売り場ではクレジットカードが使える売り場と、使えない売り場がありますので、買う前に確認しましょう。クレジットカードは使えるのですが、セキュリティ面がちょっと不安だなと私は思います。T/Cは多分使えないと思います。一番いいのは現金ですが、ここで注意。前にも書きましたが、海外は危険ですし、日本人はお金持ちだと思われています。あなたが財布を開けた瞬間、周りの目は一斉にあなたの財布の中身に注目するでしょう。とにかく、大金を財布に入れておくのはやめましょう。買った商品も気をつけてください。海外では盗まれても、盗んだ方が悪いという考えではなく、盗まれた方が悪いという考えです。何回も言うようですが、海外は危険です。現金の所有はほどほどに。

さあ、次は売店で飲み物、食べ物を買いましょう。私は決まって頼むものがあります。Lサイズのコーラとホットドッグです。これらを手にするとWWEを見に来たなぁという感じがします。ここでも、気軽に店員さんに話しかけてみましょう。
両手にコーラとホットドッグを持って席に向かうわけですが、アリーナ内に入るには、チケットを係員に見せなければなりません。ぶっきらぼうな係員かもしれませんが、あなたの何気ない一言で笑顔に変わるかもしれません。
席に着いたら、隣の人にも話しかけてみましょう。隣の人もWWEのファンの筈ですので、カタコトの英語力でも会話できると思います。タジリ選手やフナキ選手の活躍のおかげもあり、アメリカのファンも日本に興味があるようです。私もタジリ選手の曲が流れるや、前に座っていた子供が振り返り、「TAJIRI!TAJIRI!」と話しかけられた経験があります。その子はタジリ選手の技が決まるたびに私に技の名前を言ってきました。WWEの会場ではみんな楽しむためにやってきます。受動的ではなく、あくまでも能動的な感じがします。アメリカのファンは楽しみ方を心得ています。私も最近、それがわかるようになってきたような気がします。
試合中はとにかく大声で叫びましょう。ベビーには歓声、ヒールにはブーイングが基本ですが、その逆もいいでしょう。その代わり、周りから口撃されますが、それもまた楽しみ方の一つでしょう。
試合が終わったら、余韻に浸りたいものですが、帰り道には気を付けましょう。初めにも書きましたが、試合が終わる時間は夜中に近い11時ころですし、会場は郊外にあることが多いです。ハッキリ言って危険ですので、できるだけ集団で行動した方が良いと思います。せっかくの楽しい思い出を、嫌な思い出にしたくはないですもんね。

どうでしたでしょうか?あくまでも私流の楽しみ方ですので、他にもこういう楽しみ方もあるという方は教えていただけると嬉しいです。やはり、WWEはライブ観戦が一番だと思います。一度体験してしまうとやめられません。だって、WWEが大好きだから・・・・・




ある朝のことだった。次の移動地へ向かうため、空港の待合室で座っていると、見覚えのある顔がこちらに近づいてきた。「Hi!」と声をかけると、少し驚いた表情で「Hi!」と応えてくれた。私のことを覚えていてくれたようだ。2、3分話をしてから、彼は私とは別の飛行機に乗るので別れた。50メートルくらい歩いたであろうか。広い空港の端まで行くと、彼はおもむろに振り返った。私が見てるのがわかると、私に向かって大きく手を振ってくれた。すごく嬉しかった。私も手を振りかえした。なぜか涙があふれてきた。嬉しかった。ありがとう。リコ。

                                       
                              Vol.5 キング オブ ザ リング’02編 おわり

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次はVol.6 ノー マーシー’02編ヘルインアセル戦を終えたテイカーが・・・


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